会社が利用するツールの中でも永遠に変わらずに使えるものとなるとかなり数が限られています。どのようなツールであっても継続的に使っていけば壊れることもありますし、また壊れていなくともより優れたツールが出てきて切り替えを検討するなどのことは珍しくありません。そしてこの「より優れたツールが出てきて切り替えを検討する」というのは勤怠管理でも同じなのです。例えば最近ではクラウドと呼ばれるインターネットを利用した勤怠管理も出てきていますし、これまでそうしたシステムを導入するのにかかっていたコストと比べてもかなり割安で新しいシステムの導入ができるようになりました。
ではこの勤怠管理の切り替え時としてはどういったタイミングがあるのかというと、これは「導入後のランニングコストが現状を下回った時」がベストです。勤怠管理のコストというと今ひとつイメージしづらいところがあるでしょうが、これは事務員の人件費などが最たるものになります。例えば出勤・退勤の時刻を確認して給与計算に入るという業務に毎月10時間かけていた場合、事務員のために10時間分の人件費が発生していると言えるでしょう。仮にそのコストが10000円だった場合、システムの切り替えでコストが10000円以下になるのならば切り替えは十分検討できます。
特に最近のクラウド型勤怠管理システムだと一年間の利用料が10000円を切ることが珍しくありませんから、イニシャルコストや切り替えによる教育コストなどが受け入れられる範囲内なのであれば切り替えを検討してみることをお勧めします。
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