最近の勤怠管理の中で話題に上がることが増えているのがクラウド化というキーワードです。ではこのクラウド化とは何なのかというと、わかりやすく説明すると「これまで行っていた勤怠管理をすべてインターネットで行おう」という動きのことです。これまでの勤怠管理はタイムカードなどのように何らかの媒体に直接記録をしていましたが、言ってしまえばその記録媒体がただインターネットの先にあるソフトになったような形です。ではどうしてこれが注目されているのか、それは「インターネットさえあれば常に共通した記録に残すことができる」ということです。
例えば出張が盛んにある人のことを考えてみるとイメージしやすいのですが、こうした人が毎日会社にきてタイムカードを押してから出張先に向かうなどのことは現実的ではありません。しかし何かの形で記録を取らなくては正しい給与の算定も労働管理も出来なくなりますから、これまでは会社への電話連絡などで勤怠管理を行っていたわけですが、この方法では連絡を受ける上司やそれを本人の代わりに記録する事務員などの手間が生じてしまいます。そこでクラウド化したシステムを組み込んでやると、例えば会社から支給されるスマートフォンやノートパソコンといったものをつかって常に本人が正確な労働時間の申告ができるようになるのです。またタイムカードなど紙媒体での記録をしていた場合にはその記録の確認や用紙などのコストも軽減できるようになりますから、クラウド化はまさに次世代の新しくかつ効率的な勤怠管理と言えるのです。
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